[アニメ感想] 魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

  • 2008/09/26(金)

第12話 「夏のソラ」

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

(以下アニメやコミックス版の内容に触れています。未見の方はご注意ください)











第12話のあらすじ、主要スタッフはNewtype (ニュータイプ) 2008年 10月号 [雑誌]Newtype (ニュータイプ) 2008年 10月号 [雑誌](ニュータイプ 2008年 10月号[AA]から引用。

研修を終えて美瑛に帰ったソラは、家族や友人と研修の思い出話で盛り上がりる。そして亡き父との約束を果たすため、ソラは魔法士として初めての仕事に臨む。
脚本=山田典枝、演出・絵コンテ=小林治、作画監督=芳垣祐介、堀元宣(※)
※実際に放映された12話の作画監督は、小林治さんと堀元宣さんでした。

●ストーリー&感想

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

公認魔法士の資格を修得し、北海道に戻ってきたソラ。空港に出迎えに来た母親に「ただいま」の挨拶。家路につく車ので中では、本当に帰ってきたことを実感したのか、目がうるうるしていますね。そして、東京での数多くのトライ・アンド・エラーを報告だべさ。

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

久しぶりの母子二人での昼食。東京での出来事を母親に聞かせるソラ。誠一郎が「ジンギスカーン!!」なんて叫んでいたとはw

しかし、ロングショットの作画がスゴイことに。さすが小林監督自ら作監をしただけのことはあるwww

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

亡き父との思い出の場所である木の下で、ソラは魔法士になれたこと、東京で友達や好きな人ができたことを報告だべさ。で、ひととおり天国のお父さんへの報告が済んだところで、突然ケータイの着信音が鳴り響いた。ソラがケータイを開くと、豪太からのメールが着信していた。
from 緑川豪太
Sub 元気か?
ソラ、元気か?ナントカバーサンの牛乳は飲んだかい?・・・オレは今、海に来ている。ソラと一緒に行った湘南の海だ。久しぶりに波に乗ったんだ。やっぱ、オレは海の男だ!お前を世界の海に連れて行ける様、頑張る。   豪太
魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

豪太からのメールには、彼の自己スナップ写真が添付されていて、嬉しそうなソラたん。写真を指先で撫でるあたりは、正に恋する乙女ですな。

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

一方、こちらは湘南の海でサーフィンをしている豪太君。ソラからの返信メールが早速届きました。
from 鈴木ソラ
Sub 美瑛の丘
世界かよ(笑)・・・すごいなー。あ、芳子ばーちゃんの牛乳飲んだよ!豪太くんにも飲ませたいなーって思っちゃった。
美瑛の写真送ります。・・・豪太くんと一緒に見たかった美瑛の風景だよ。   ソラより
魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

ソラからのメールにも自己スナップ写真が添付されていたけど、撮り慣れていないのか目線が横を向いています。でも豪太にとっては、そんなの関係ねー!!って感じw

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

父親から預かっていた魔法依頼書を母親に手渡すソラ。この魔法依頼書のために、魔法遣いになることを目指したようだ。

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

幼き日のソラが父親から託された魔法。それはソラの花嫁姿を見せること。

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

そして、これが魔法遣いになって初めての仕事となるソラは、魔法を発動させる。
「温かい思い出。記憶を遡って、今、愛する人のために・・・心を込めて」
魔法の呪文を唱えると辺り一面が白い光に包まれ、ソラは花嫁衣装に。その隣には紋付き袴姿の豪太が寄り添っている。その様子を見ているソラの両親も嬉しそうだ。最後にソラが両親に向かって何か言っているが、このイリュージョンの中では声は聞こえずフェードアウト・・・

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

周囲の風景が元に戻ると、そこには母親の腕に抱かれたまま永い眠りについたソラの姿が・・・。けっきょく奇跡は起きず、美瑛の風になって逝ってしまったソラたん。このアニメらしい淡々とした描写が、かえって涙を誘います。いや、まじで泣きました。ソラは最後に、これまで愛情を注いでくれた母親に親孝行をしたくて、花嫁姿を見せたのでしょうね。本当にいい娘だな〜。やばい、これを書いていたらまた涙が・・・。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

そして5年後。ソラの研修仲間や誠一郎たちのその後が描かれている。

誠一郎は、今年も指導員の引き受けることに。白石曰く、5年連続の皆勤賞らしい。

長崎に戻ったひよりは、後輩となる魔法研修生の相談を受けていた。魔法士に向いていないと泣く後輩に対して、「魔法は技術じゃなか」と告げるひより。ソラと過ごした研修の日々が、心の大きな糧になっているようですね。

ほのみと浩二は、相変わらず。二人とも就職活動が終わり、美瑛に行くことを計画中。ソラの家を訪ねようと提案する浩二に対して、ほのみは頑なに拒否。代わりに、ソラが美味しいと言っていた道の駅のアイスを食べようと言う。これはいかにもツンデレほのみらしい反応。本当は行きたいんだけど、号泣するのが目に見えているからってことなのでしょう。

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

YASUKOのメジャーデビューを記念した販促イベント(ミニライブ)が、タワーレコードで開催。お店はそのまんま実名だけど、EDのテロップみたら「取材協力:TOWER RECORDS」となっていたので納得。ちなみにYASUKOが劇中で歌っていた『下北沢』という歌の作詞をしたのは、小林監督だそうです。

そう言えば、YASUKO=家出中の白石の娘かと思ってたんだけど、とんだミスリードだったw

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

美瑛をバイクで疾走する豪太。ソラから聞いた、大きな木が1本だけぽつんと立っている場所を目指すが、なかなか見つからない。路肩にバイクを止め地図とにらめっこしていたら、たまたまその横を通りがかったソラの母親に声を掛けられる。豪太の「彼女に会いに来た」、ソラ母の「おいしいぞ、うちのトマトは」というセリフがあるにもかかわらず、けっきょく最後までお互いの正体が分からないっていうのはなかなか良い構成だ。

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

目的の場所にたどり着き、豪太は、まるでそこにソラがいるかのように語りかける。
「ソラ・・・やっと会いに来れた」
「ソラ・・・寂しかったか?俺は大丈夫。いつもソラと一緒だからな」
そして、研修期間にソラから聞いていた美瑛のトマトのことを思い出し、さっき貰ったトマトに齧り付く豪太。
「ソラ!本当に美味いぞ!ソラ!」
更に、世界の海を見てきたことも報告。豪太はプロサーファーを目指しているようだ。
「ソラ、今度はいつ会いに来れるか分からないけど、世界で頑張ってまた報告に来るからな」
やばい、また涙が・・・。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

「ソラに俺が見てきた海、見せてやんな」
「記憶の中の海、ここに。愛する人のために・・・心を込めて」
豪太の魔法行動により、木の周囲、豪太の足下に海の浅瀬が出現。ただ、ここで画面一杯に広がる「世界の海」をちゃんと描いていれば、カタルシスがもっと高まったのに・・・。この点は非常に残念。
ソラ&豪太「心を込めて」
最後はソラと豪太の心を込めたメッセージで終了。ちょっと終わり方としては弱いかな。

●ED

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

EDは過去の名場面(?)を編集したもの。ある意味、総集編ですw

●提供テロップ

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第12話(最終話)

心を込めてかけた魔法
みんなに伝わりましたか?
特に最終回で、さっぱり美しいぐらい伝わりましたよ!

<総評>
細かいツッコミ所はさておき、最終回は上手くまとまっていたと思います。アニメの最終回で泣けたのはAIR以来ですよw ただ、全12話を振り返ると、不可解な構成というか何故そういった話になるのか説明不足が目立ったのも事実。特に、なぜソラと豪太がお互いにひかれあったのかが、未だによく分かりません。ほのみと黒田の関係は分かりやすかったけどw

映像表現的には実写もどきな背景が目を引きましたが、これは慣れの問題なので途中から気にならなくなりました。しかし、最後まで引っ掛かっていたのが、不自然なまでにセオリーを無視したカット割りです。カメラポジションはロングとアップが大部分で、その中間がほとんど無い点。会話している人物の一方にカメラが全く向けられない点等があげられます。これはおそらく、まず始めに背景ありきでレイアウトしているのでしょうね。普通は見せたいカットがあって、それに合わせてキャラや背景を配置していくものですが・・・。

個人的な満足度は最終回がAa、全体ではBaaとさせていただきますw

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魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜12話

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魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ 第12話「夏のソラ」

豪太の髪の毛が〜!! 小汚くなってて、ちょっとショックですw 5年後。 みんなそれぞれの道を歩いてて。

『魔法使いに大切なこと〜夏のソラ〜』最終回について……。

TVアニメ・シリーズ『魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜』が最終回を迎えました。 放映以前から、前評判もそこそこあったように思えますし、いざ本編が始まってみると、TVアニメのシリーズとしては初めて?の、ハイビジョン画面という事もあって、その画面が凝った作りだという事は素人目にもハッキリとしていました。 もっとも背景が、取り込み画面のCG加工だという事が明白な作り方に、疑問を感じても不思議ではないでしょう。この処理のパイオニア的な存在としては、映画版第1作の「機動警察パトレイバー」が上げられると思います。

この記事に対するコメント

>やばい、また涙が・・・。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
良い話でしたねぇ〜^^*普通、ヒロインが亡くなるとすっごく鬱な気分になるのに不思議と逆でした。なんか思わず世界観に見惚れてしまって・・・。
構成もなかなかでしたね、個人的にもこの作品は評価高いですよ^^
はぁ・・・ソラ(香菜さん)・・・終わってしまったか・・・・orz
しかぁし!私は新たなアニメをかなり注目しています!!
「かんなぎ」〜〜〜♪♪♪
香菜さん演じる、ざんげちゃん・・・興味があっていろいろと調べたのですが・・・うん・・・嫁決定(*゜∀゜)=3
シスターでミニスカは・・・なんというか・・・個人的にアリw
キャラとか見ていて思ったのですが・・・作者さん、絶対領域好き?
女性キャラほぼ高確率でミニスカなんですが・・・(*´Д`)
(いや学園モノだからそうなんだろうけどね・・・w)
あのざんげちゃんを香菜さんが・・・そう思うだけで期待が膨らみます!!

◆コマルさんへ
>良い話でしたねぇ〜^^*普通、ヒロインが亡くなるとすっごく鬱な気分になるのに不思議と逆でした。なんか思わず世界観に見惚れてしまって・・・。
キャラに思いっきり感情移入させず、敢えて淡々と、一歩引いた感じで
描いた点が良かったですね。

>「かんなぎ」〜〜〜♪♪♪
>香菜さん演じる、ざんげちゃん・・・興味があっていろいろと調べたのですが・・・うん・・・嫁決定(*゜∀゜)=3
香菜たん出演の10月新番組って「かんなぎ」だけなんですよね。
さっぱり少ないべさ。でも、ざんげちゃん萌えにに集中できそうw

そうそう、「とある魔術の禁書目録」の原作1巻やっと見つけました。
「とある魔術の禁書目録ノ全テ」という解説本と一緒に買ってきました。
でもコミック版は発見できずorz

>そうそう、「とある魔術の禁書目録」の原作1巻やっと見つけました。
おぉ!おめでとです^^*よかったですね♪
一巻はかなり集中して楽しめますよ(個人的にですが・汗)
コミック版かぁ〜それなら「とある科学の超電磁砲(レールガン)」というのがオススメですw
解説本は逆に羨ましいですね〜w自分買ってませんので・・・^^;
ちなみに女キャラでは美琴、男キャラでは土御門が好きです!あ、青髪ピアスも好きかもw

◆コマルさんへ
>解説本は逆に羨ましいですね〜w自分買ってませんので・・・^^;
奥付見たら、初版が2007年10月10日発行、自分が買った本が
第4版2008年8月28日発行となってました。これだけ増刷してる
ってことは、この作品ってかなり人気があるんですね。
それにしても挿絵がエロイ。御坂妹の縞パンハァハァ(;´Д`)

>それにしても挿絵がエロイ。御坂妹の縞パンハァハァ(;´Д`)
同感です=3小説3巻にありますが・・・でも、美琴のほうは体操着なんですよね・・・しかもブルマではなく短パンorz だからこそレアなのかw
御坂妹・・・2万人もいるんですね・・・皆縞パン・・・(;゜Д゜)

なんかネタバレしすぎ?

『魔法遣いに大切なこと〜ソラ〜』最終回の感想

初めまして、HINAKAと申します。

三四郎(さんしろう)様で、よろしいのでしょうか?
今回の最終回、実は全く違う感想を持った者です。それに関する詳しい事は拙ブログにて、記事として著しましたので、お目汚しただければ幸いです。

実は、こちらの書き込みを紹介されたかがいらっしゃいまして、それで拝見したのですが、なるほどと!納得しました。
それは、こちらで称賛されていらっしゃることのほとんどが、こちらでは否定的で、こちらで納得しかねると思われている画面構成や演出等に付いて、こちらではある種の解釈が成り立つという意見です。

同じ作品を見て、ここまで意見というか、感想が正反対と言う事も珍しいと思いましたので、御迷惑を省みずに、書き込ませていただきました。
もちろ、こちらの意見がおかしいとか、間違っていると思っている訳ではない事は、お断りするまでもありません。あくまで、こちらの意見と、異なると言うだけで、そういう見方や感想がある事は、当然だと思います。それに、よく理解できる画面と説明文も、素晴らしいと思います。

とんだお邪魔でしたが、今回はこれで失礼致します。

◆HINAKAさんへ
>初めまして、HINAKAと申します。

いらっしゃいませ♪

>それは、こちらで称賛されていらっしゃることのほとんどが、こちらでは否定的で、こちらで納得しかねると思われている画面構成や演出等に付いて、こちらではある種の解釈が成り立つという意見です。

HINAKAさんの記事を読ませていただきました。
同じアニメを見ていて、これだけ意見が正反対になるのは興味深いですね。

アニメの感想は人それぞれと言ってしまえばそれまでですが、視聴に際しての前知識
や条件の違いも多少影響しているのかもしれません。^_^;

まず、自分は「BECK」を見ていません。小林監督が関わった作品をまともに見るのは
実はこれが初めてです。「夏のソラ」以前では、グレンラガン4話の人という印象しかあり
ませんでした。

次に、画面構成について、なぜ自分がそう考えるに至ったのかは下記のとおりです。

ネットラジオの「美佳子@ぱよぱよ」で小林監督がゲスト出演された回があり、
その中で監督自身が、こんなことをおっしゃっているのを聞きました。
→現地取材(背景の撮影を含む)は全部自分がやっている。
→実写に近い背景なので、キャラとの調和が難しいので、色調補正の指示も
 全カット自分が出している。

これを聞いた時に、「夏のソラ」の特異な画面構成は、従来のアニメのセオリーを
覆す実験的な試みで、最初に背景ありきのレイアウトは確信犯的に(いい意味で)
やっているのだと思いました。そんなわけで、豪太がソラを両親に紹介するシーン
(11話)で、ソラがフレーム内に全く入って来ない件は、自分は演出意図というよりも、
背景の撮影忘れではないかと考えています。つまり、レイアウトを考えて取材(撮影)
したわけではなく、とりあえず現地で撮影しておいて、いざアニメの画面レイアウトを
起こそうとしたら、使えそうな写真が無かった。さあ、困ったどうしよう?といった流れ
です。あくまでも想像ですが^_^;
似たようなシーン(会話をしている人物がフレームに入らない)は、ソラが依頼人の
蔵のカギを壊す回等でも見受けられますし。

最終回の内容(Aパート終了までの描写)に関して自分が絶賛したのは、
コミックス版を読んでいたことが多少影響しているのかもしれません。
アニメでは10話〜11話で、突然ソラの余命半月という設定が出てきましたが
コミックス版では、3話で出て来ます。(ちなみにコミックスはアニメの原作では
ありませんが、登場キャラ、舞台等はほとんど同じです)
そんなわけで、ソラ死亡は自分の中ではかなり前から確定事項となっていて、
アニメでソラの心臓病の話が出た時点で、あとはそれをどう描くのか?という1点に
興味が注がれていました。そして、放送された最終話。淡々とした描写となるであろう
ことは予想できましたが、まさかこれほどまでとは!父親との思い出の木の下で
永い眠りについたソラ、娘を静かに抱きしめる母親、木の葉を揺らす美瑛の風・・・
この映像を見て泣けたというのは、悲しいからということもありますが、これまで
もやもやしていたものが一気に晴れた、つまりカタルシスに近いものを感じたこと
が一番大きいと思います。

小林監督の演出について、少々。

HINAKAです。

三四郎様

初めてのコメントで、ある種御無礼な内容を、快く受けとめて下さりありがとうございます。
「BECK」も含んで、小林監督のアニメーションの演出意図には、かなり現在のアニメ的演出に対して、映画のそれも現代的な演出を取り入れている気がします。
今回話題になった、豪太の両親にソラが紹介される場面で、(敢えて、この物語の本当に描かれるべきは、豪太とその両親だった!と、言う前提ですが)肝心のソラ自体は声のみで、両親しか描かれていないというのは、やはり意図的円手と感じます。

1.主人公が豪太で、その成長と両親の別離と和解という要素を絡めたと考えると、この場合敢えてソラでは無く「息子の紹介した、可愛い娘」を見る両親という事を重要視したと、考えます。

2.肝心な場面ほど、中心(ポイント)をずらす小林演出。
これは、この監督の特徴だと思うのですが、特にアニメ的な手法では時には、ギャグ的に表現されるように「誰に向かって(勿論視聴者に向かって)しゃべっているのか分からない。もしくは、本来その言葉の向けられるべき相手の方向を向かずに、敢えて正面にその相手がいるかのごとく(つまり多くの場合、主人公が視聴者の代わりとなって)、正面から話す事を、間違いなく意識的に避けている、演出をしていると確信します。
これは、いわゆるヌーベルバーグやアメリカン・ニューシネマ以降の、典型的な演出方法で、見る者に対する配慮よりも、その場における最も重要と製作者が考える部分に、スポットを当てる手法だと思っています。
基本的には、暴力シーン描写を避けるという、映像倫理的な判断とは異なって「主人公が喧嘩をしている傍で、それとは無関係に別の事をしている人物を描く(ルパン3世などの、宮崎演出で、時々見かけます)」という演出の、極端な例のようだとだと思います。近代映画では、当たり前の手法ですが、日本のアニメーション特に人物を見せる事に執着している作品では、まず見る事はありません。

3.明らかに、この物語は写実的な背景に、アンチリアルなマンガ的キャラクターを配置する事によって、より作品をキャラクターの掘り下げよりも、物語性そのものを見せる事に拘ったように感じます。

4.以上の点から、ラストのソラの「死」という消滅も、演出上は理解は出来ますが、根本的な部分で納得できないことは、拙ブログで御説明した通りです。

ですので、小さな点に拘るようですが、あの豪太が両親にソラを紹介する場面に肝心のソラが声だけというのは、明らかに意図的な演出と理解しています。
似たような場面は、この物語の各所に散見され、それがこの物語を判り難くもさせていると思いますが、今回はこれ以上は触れません。

おおよそ、拙ブログ記事で御理解いただいた事の、繰り返しではありますが、念の為にこの場をお借りして、改めてこちらの考えを御説明致しました。
至らない長文を、申し訳ありません。お許しいただければ、幸いです。

それでは、また。

◆HINAKAさんへ
コメントありがとうございます。
今、実生活の方でドタバタしていて、コメントをお返しする時間が
ないので、落ち着いた段階で改めてお返事させていただきます。^_^;

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